なかやまきんに君 / お笑い芸人・ボディビルダー
Los Angeles
ロサンゼルス
諦めずにやり続ければ何かが起こる
なかやまきんに君が夢見た、筋肉の聖地・ロサンゼルス
なかやまきんに君 / お笑い芸人・ボディビルダー
※写真はGoogle Pixelで撮影しています。
お笑い芸人、そしてボディビルダーとしても活動している、なかやまきんに君。彼が訪れたのはアメリカ西海岸、ロサンゼルス。17歳で身体を鍛えることに目覚めてからトレーニングを始め、専門誌を貪り読んだ。その雑誌でよく特集されていたのが、ここ、ロサンゼルスだ。「いつかここに住んでみたい」、そう思ったのが筋肉留学の始まりだった。2006年、芸能界を離れて留学を決意し渡米。カラッと乾いた風、サンビームを乱反射する波のきらめき、躍動する筋肉。憧れ続けた景色がそこにあった。帰国後の活躍ぶりは枚挙に暇がない。昨年、ティーンが選ぶ「Z世代トレンドアワード2022」で年間トレンド大賞を受賞し、長年使い続けているギャグがトレンド入りするという異例の事態に衝撃が走った。なぜ、今になって、大きな飛躍を遂げることができたのか。答えはロサンゼルスにある。留学当時に乗っていた愛車「FJ クルーザー」に乗り、きんに君の思い出の地を巡る旅が始まる。JOUR
NEY
Venice Beach
きんに君が憧れた
カリフォルニアを象徴するビーチ
ロサンゼルスを代表するビーチ。燦々と降り注ぐ眩しい太陽に、真っ青な海がどこまでも広がる美しい景色は、映画の撮影地としても人気のスポット。ビーチ沿いには様々な店が立ち並び、サーフボードを片手に歩く人やスケートボードやダンスを楽しむ人々が行き交い、ストリートカルチャーとボヘミアンスピリットが息づいている。きんに君が17歳の頃から愛読していたという雑誌「月刊ボディビルディング」のベニス特集がきっかけで、いつか訪れたいと長年思っていた場所。
Venice Beach
ベニス ビーチ
Venice Beach, Los Angeles, CA, USA
Muscle Beach
青空の下でトレーニングできる
開放的な野外ジム
ベニス ビーチの中央に位置し、ボディビル発祥の地と言われる屋外ジム。巨大なダンベルが施設のシンボルとなっており、様々なウェイトトレーニング器具が設置されている。アーノルド・シュワルツェネッガーなどの著名人も通っていたという、ボディビルダーには堪らない聖地。きんに君いわく、青空を見上げながらのトレーニングは格別だとか。
Muscle Beach
マッスルビーチ
1817 Ocean Front Walk, Venice, CA 90291
Gold's Gym Venice
世界的に有名な
ゴールドジムの第1号店
世界30ヵ国に展開し、会員数300万人を誇るゴールドジム。その中でも聖地として知られる第1号店は開放感があふれる高い天井が特徴で、広大な敷地に400機以上ものトレーニングマシーンが設置されている。きんに君が筋肉留学中にトレーニングをしていた思い出の場所でもあり、数々の有名ボディビルダーがトレーニングに通っている。壁には歴代のレジェンドの写真が飾られており、アーノルド・シュワルツェネッガーのパネルに挨拶をするのがきんに君の日課。また、ジムの中央に設置されたゴールドダンベルは、なんと重さが360kgもあり、ジムの名物となっている。
Gold's Gym Venice
ゴールドジム ベニス
360 Hampton Dr, Venice, CA 90291
Promenade Playhouse
パフォーマー、クリエイターの
中心地となっている小劇場
1996年にサンタモニカのサードストリートにオープンした劇場。芸術監督のナタリア・ラザルスが率いるプロムナード プレイハウスでは、27年の歴史の中で様々な舞台作品を上映してきた。きんに君はこの劇場でイベントを行った経験もあり、音響や照明スタッフがきんに君の芸に笑いすぎて台本通りに進まなかったこともあるとか。2022年5月にロサンゼルス西部のピコ ブルバードに移転。
Promenade Playhouse
プロムナード プレイハウス
10931 W Pico Blvd, Los Angeles, CA 90064
Santa Monica College
きんに君が通っていた
全米最大規模のコミュニティカレッジ
カリフォルニア州サンタモニカにある、1929年創立の2年制公立大学。きんに君が2010年から2011年まで通っていた。約3万人の学生が在籍しており、日本人にも人気の留学先として選ばれている。きんに君が専攻していたキネシオロジー(運動生理学)は、フィットネスやヘルスケア領域において注目が高まっている学問。専門的な英語に苦戦していたきんに君だったが、留学後半には難しい教科書もスラスラと読めるようになるほど英語力もアップ。
Santa Monica College
サンタモニカ カレッジ
1900 Pico Blvd, Santa Monica, CA 90405
Pick Up Stix Fresh Asian Flavors
きんに君の思い出の味を楽しめる
アジアンフード店
きんに君がアメリカで初めて住んだ街、スタジオシティにある、アジアンファストフードのチェーン店。通っていた語学学校の斜め前にあり、ランチタイムによく足を運んでいたそう。いつも頼んでいたのは「HOUSE SPECIAL CHICKEN」。甘いソースで炒めた柔らかなチキンが絶品な料理。きんに君が語学学校で習った英語「Can I have〜?」を初めて使って食べた思い出のランチが頂ける。
Pick Up Stix Fresh Asian Flavors
ピックアップ スティックス
3960 Laurel Canyon Blvd, Studio City, CA 91604
The Glendale Room
若手のコメディアンがハリウッドに
挑む前に腕試しをする劇場
パンデミック中の2021年にオープンしたばかりで、古本が所狭しと並べられた小さいながらも居心地のよいホットなスポット。お客さんとステージが近く、リアルなステージを楽しむことができる。きんに君も飛び入り参加で筋肉芸を披露。きんに君の持ちネタ「飴取りゲーム」でアメリカ人の笑いをかっさらった。
The Glendale Room
グレンデール ルーム
127 Artsakh Ave, Glendale, CA 91206
芸人仲間からは、「バカンスの延長」くらいにしか思われていなかった筋肉留学。
当のきんに君は、本気も本気。大学に入学し、はじめて死ぬ気で勉強した。
帰国後、勉強のしすぎで痩せ細り、仕事が激減。
体を鍛え直し、ボディビルの大会で結果を出すにつれ、仕事は徐々に増えていった。
それでも何かが違うと思った。
一昨年、所属事務所を退所して独立。
退路を断ち、自らの足で歩き始めたきんに君。
その決意を示すかのように、15年ぶりにマッスルビーチのボディビル大会にエントリー。
そして悲願の優勝を果たす。
今、さらなる高みへ、力強い一歩を踏み出した。
いつまでも夢中になれるこの空の下で、きんに君の挑戦は続いていく。筋肉留学は終わらない。
JOUR
NEY
なかやまきんに君 (なかやま きんにくん)
1978年9月17日生まれ。福岡県出身。2000年にピン芸人としてデビュー。2003年「第24回ABCお笑い新人グランプリ」で審査員特別賞受賞、「R−1 ぐらんぷり 2006」でファイナリストに選出されるなど、筋肉芸人として活躍。2006年ロサンゼルスへ筋肉留学し、2011年にサンタモニカ市立大学を卒業。2021年には吉本興業から退所し、独立後もボディビルタレントとして活動の幅を広げている。また、フィットネス系YouTuberとしての人気も高まり、なかやまきんに君公式YouTube「ザ・きんにく TV」の登録者数は200万人を突破。2022年には「マッスルビーチ・インターナショナル・クラシック2022」のマスターズ40歳以上クラスにて悲願の優勝を果たす。