石川恋 / 女優・モデル

Tochigi

栃木県

原点であり原動力でもある
石川恋が生まれ育った場所、栃木

女優・モデル・石川恋さん

石川恋 / 女優・モデル

※写真はGoogle Pixelで撮影しています。

『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』のカバーモデルを務めたことで話題を呼び、その後も女優、モデルとして様々な舞台で活躍する石川恋。そんな彼女が訪れたのは、高校卒業の18歳までを過ごした栃木県。四季折々の美しい自然に囲まれたこの地は、青春時代の大切な思い出が詰まっている。中学時代は、成績もトップクラス。順調な学生生活を送っていたはずだったが、ある日突然前に進めなくなった。15歳の時に経験した初めての挫折が、彼女の未来を大きく変えるきっかけに。暗闇の中、勇気を出して環境を変えたことで見えてきたのは、新しい世界。夢中になって打ち込めるチアリーディングとの出会いが、その後の彼女の原動力になったという。モデルに憧れ、19歳で上京してから、はや10年。今では、生まれ育った栃木県で「とちぎ未来大使」や「栃木市ふるさと大使」を務めるなど、その活躍は目覚ましい。デビュー10年、そして30歳という節目を迎えた今、彼女は何を思うのだろう? 原点に立ち返り、過去と未来の自分を見つめる旅に出ます。JOUR
NEY

The city of warehouse

江戸時代から続く
伝統的な蔵の街並み

徳川家康の霊柩が日光山へ改装されて以降、朝廷からの勅使が参拝するために通った「日光例幣使街道」に沿って発展した通り。宿場として、また江戸との舟運で栄えた問屋町として、かつては北関東の商都と呼ばれていた。栃木市を流れる巴波川の岸辺や市の中心部の大通りには、黒塗りの重厚な見世蔵や白壁の土蔵が残り、「小江戸栃木」とも称されている。当時の繁栄ぶりがうかがえる荘厳な景色は、時代劇などにも使用されているという。

The city of warehouse

蔵の街並み

栃木県栃木市富士見町13-1

Uzuma River

石川さんが聖火ランナーとして
聖火を運んだ川

幕末期から昭和初期に栄えた栃木市を支えた川。東京、埼玉、千葉、茨城などへの物資輸送だけでなく、関東と南東北との流通を結ぶ重要な拠点となっていた。現在、川には錦鯉が放流され、船頭による舟唄を聴きながら栃木市内を観光できる遊覧船も楽しめる。さらに、春の「うずまの鯉のぼり」では、川沿いに1151匹の鯉のぼりがあげられるほか、夏には川沿いに設置された行灯がライトアップされるなど、季節ごとの催しが楽しめる。

Uzuma River

巴波川

栃木県栃木市大平町伯仲

Mt. Ohira

上杉謙信ゆかりの山

栃木市の中心街の近くにそびえる、標高341mの山。上杉謙信が登り、関東平野を一望できるその眺めに目を見張ったという故事から、山頂付近は「謙信平」という別名でも呼ばれている。また、「日本夜景遺産」にも選ばれており、晴れている日には東京スカイツリーも見えるのだとか。梅雨の時期には、1000段の石段沿いにあじさいが咲き誇り、「あじさいの坂」としても親しまれている、栃木有数の観光スポット。

Mt. Ohira

太平山

栃木県栃木市平井町

Sonobe

石川さんの親友家族が
営む和風料理店

創業40年の和風料理店。手打ちそばやうどんのほか、定食や丼ものまでいただくことができる。石川さんのお気に入りは「えびおろしそば」。高校時代は毎日のように、部活動後に店に集まっては、500円で「えびおろしそば」にセットで「ミニカルビ丼」を食べていたそう。支払っていたと思っていた500円は、「そのべ」のお母様が、3年間欠かさず貯めてくれており、卒業旅行費として渡してくれたという素敵なエピソードも。

Sonobe

和風料理 手打ちそば そのべ

栃木県栃木市薗部町2-14-13

Utsunomiya Kiyohara Baseboll Stadium

高校時代に何度も訪れた
思い出の球場

清原中央公園内にある、収容人数約3万人の野球場。全国高等学校野球選手権大会栃木大会やBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスの公式戦、さらにプロ野球の巨人戦が不定期に開催されることもあるという。石川さんにとって、栃木県内にある球場の中では一番のお気に入りなのだとか。高校を卒業する最後の夏、石川さんの母校は惜しくも準決勝で敗れてしまったが、応援に心血を注いだこの球場は、今でも石川さんにとって特別な場所だという。

Utsunomiya Kiyohara Baseboll Stadium

宇都宮清原球場

Kokugakuin University Tochigi Gakuen

太平山の中腹に位置する
石川さんの母校

石川さんが6年間通った学校。中学校・高校合わせて約1500人が学んでいる。部活動が盛んで、ラグビーや柔道、ハンドボールなど様々な部活動が全国大会に出場している。近年では、野球部が37年ぶり2度目の甲子園出場を果たすなど、その活躍が目覚ましい。石川さんが高校生の時に所属していたチアリーディング部は、運動部の応援はもちろん、文化祭や体育祭などの学校行事のほか、地域のイベントでもパフォーマンスを行っている。今回の旅では、チアリーティング部の先生と久々に再会し、懐かしい思い出を語りあった。

Kokugakuin University Tochigi Gakuen

國學院大學栃木中学・高等学校

栃木県栃木市平井町608

Nasu Safari Park

約700頭の動物と
間近で触れ合える施設

美しい大自然に囲まれた、那須高原にある野生動物園。小動物から猛獣まで、世界中の様々な動物を、より自然に近い「生体展示」方式で飼育している。動物へのエサやり体験のほか、夜のパーク内を車で回る「ナイトサファリ」も楽しめる。動物が大好きだという石川さんは、ライオンやキリンとの触れ合いを堪能した。また、園内のレストランでは、ライオンになった気分が味わえる、牛肉を豪快に盛り付けた「ライオンカレー」がいただける。

Nasu Safari Park

那須サファリパーク

栃木県那須郡那須町高久乙3523

Yokoyama Local Culture Hall

栃木の歴史が垣間見える資料館

明治中期に床屋と銀行を営んで財を成していた、豪商横山家の邸宅。明治後期に建てられた麻蔵と文庫蔵を擁する左右対称の蔵は、鹿沼産の深岩石で造られており、日本の商家には他に見られない両袖切妻造りという建築様式になっている。館内には、国の登録有形文化財に登録された貴重な建物のほか、横山家が収集した美術品など当時の生活を知ることができる資料を展示。さらに、座敷からは回遊式庭園を眺めることができ、その美しさは栃木随一との呼び声も高い。

Yokoyama Local Culture Hall

横山郷土館

栃木県栃木市入舟町2-16

今年、デビュー10周年を迎えた石川恋さん。
20代は、夢に向かってとにかくがむしゃらに突き進んできた。
30歳を迎えた今、生まれ故郷の栃木に帰り、気づいたことがある。
誰のために、何のために仕事をするのか。
仕事を通して、誰かの背中を押せるように、
そして誰かの心に届くように、
そんな気持ちで作品を向き合っていきたいと、彼女は語る。

悩み、苦しんだ分だけ新たな道が切り開ける。
人生は、失敗と調整の繰り返し、最高の30代へ、今舵を切る。

女優・モデル・石川恋さん

石川恋さん、ありがとうございました!

女優・モデル・石川恋さん

JOUR
NEY

女優・モデル・石川恋さん

石川恋 (いしかわ れん)

1993年7月18日生まれ。栃木県出身。19歳の時にスカウトされ芸能界入り。2013年に『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の表紙に抜擢されたことで話題を呼んだ。2016年には、地元栃木市のふるさと大使に、2021年にはとちぎ未来大使に任命され、栃木の魅力について積極的に発信している。2017年から、雑誌『CanCam』の専属モデルを務め、2022年2月号をもって卒業。その後もドラマや映画、雑誌など多方面で活躍している。