向井慧 / お笑い芸人

Nagasaki

長崎

母の思い出のかけらを集めるために
向井慧の1番のファンが生まれた地、長崎

お笑い芸人・向井慧さん

向井慧 / お笑い芸人

※写真はGoogle Pixelで撮影しています。

朝の帯を含むラジオのレギュラーを4本かかえ、「令和のラジオスター」とも言われるパンサーの向井慧。トリオとしても今や老若男女に名も知れた人気者。そんな彼が向かったのはどんなときも応援し支えてくれた亡き母の生まれ育った場所、長崎。小学生の夏休みに毎年決まって訪れた。母のぬくもりが残る、この街をアナザースカイにした理由。それは今になって父から自分の知らない母親の話がたくさん出てきたから。心配かけたくないと病気のことを詳しく伝えていなかった母。そんな彼女の闘病生活を最近になって聞いた。自分の母親はそもそもどんなところで育ったのだろう? もっと知りたい。もっと感じたい。旅立ってから8年。もう直接聞くことはできないから、生前母の一番近くにいた父と一緒に。堅実で真面目な父と母親のルーツを辿る2人旅が今、始まる。JOUR
NEY

Oura Cathedral

現存する日本最古の天主堂

パリ外国宣教会のフランス人司祭らによって1864年に創建されたゴシック様式のカトリック教会。原爆による損傷の修復が完了した後、1953年に国宝に指定された。また、2018年にはユネスコの世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つとなっている。正式名は日本二十六聖殉教者聖堂。

Oura Cathedral

大浦天主堂

長崎県長崎市南山手町5-3

Glover Garden

グラバー園にはグラバー家の軌跡を知ることができるVRも楽しめる。
せっかくなので、向井さんも体験。

幕末から明治の長崎を感じられる
外国人の住宅や洋館が集まるスポット

幕末よりこの地に建つ木造洋風建築グラバー邸を中心に、居留地時代から残る外国人の住宅と長崎市内に点在していた洋館を移築し復元した観光施設。大浦天主堂の横、そして長崎港を見下す南山手にあり、広さは30,000平方メートルほど。2015年にグラバー邸は「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の一つとして世界遺産に登録された。レトロな衣装での撮影ができる写真館や長崎港を一望できる喫茶室もあるので散策にもおすすめ。また、園内の石畳の中にハート型の敷石が2ヶ所埋め込まれており、見つけると恋愛が成就するとも言われている。

Glover Garden

グラバー園

長崎県長崎市南山手町8-1

Spectacles Bridge

眼鏡橋のそばにある青い屋台では長崎名物「ちりんちりんアイス」を販売している。
「ちりんちりんアイス」はシャリシャリとした食感となめらかな舌ざわりが特徴で、
バラの花びらのように盛り付けられたアイス。

三角巾にかっぽう着姿のアイス売りのおばちゃんたちが、
鐘を鳴らしながら行商の屋台を押していたことから由来している。

11月〜3月頃までは屋台での販売はしていないが、
長崎市内にある直売所では通年で購入することが可能。

日本三名橋のひとつである
長崎を代表する橋

1634年、興福寺の黙子如定(もくすにょじょう)禅師が架設したとされている眼鏡橋。川面に映る影が双円を描き「メガネ」に見えることからこの名前がついたと言われており、東京の「日本橋」、山口の「錦帯橋」と並び日本三名橋に数えられる。1982年の長崎大水害で一部崩壊したが、翌年復元され、国の重要文化財に指定された。水位が低い時は、階段を使って川縁に降り水際を散策できるようになっている。

Spectacles Bridge

眼鏡橋

長崎県長崎市魚の町

Saihi Silver Bowl

ゲームセンターが併設した
佐世保の老舗ボウリング場

ボウリングレーンを20レーンを設置しているだけでなく、10円や30円で遊べるレトロなゲームコーナーも備えた街のボーリング場。趣味がボウリングだという向井さんはボウリング発祥の地として知られている長崎でも挑戦。ボウリングをするときは、プライベートでも偽名は使わず、必ず「向井」と入力。見られれば見られるほど萎縮してしまう向井さんは、見られているプレッシャーのなかでいかに発揮できるかを試すため、メンタルトレーニングとしてボウリングを活用しているそう。

Saihi Silver Bowl

西肥シルバーボウル

長崎県佐世保市早岐1丁目13−11

Sasebo Sanka-cho Shopping Mall

向井さんが幼い頃
母親とよく遊びにきたアーケード街

長崎県佐世保市にある、百貨店、薬局、ファストフードなどが並ぶ商店街。四ヶ町商店街を含めると直線距離960mの長さがあり、アーケード街の中では直線距離日本一の長さがある。「三ヶ町」という名前の由来は、商店街が松浦町・常盤町・栄町の3つの町で形成されていることからきている。

Sasebo Sanka-cho Shopping Mall

佐世保三ヶ町商店街

長崎県佐世保市常盤町54-7

Yamamoto Coffee

佐世保で一番古いと言われている
地元民から愛される喫茶店

空き時間があったら喫茶店にいくという向井さんが、佐世保で立ち寄った山本コーヒー。ピーナッツと一緒に食べることでコーヒーの旨みが引き立つという理由から、コーヒーを頼むと殻付きのピーナッツが付いてくるのが特徴。剥いた殻は下に捨てるのがこのお店のルールとなっている。佐世保バーガーやレモンステーキのほか、軽食やデザートなど、メニューも豊富。

Yamamoto Coffee

山本コーヒー

長崎県佐世保市島地町1-12

Yumiharidake Observation Deck

佐世保の夜景スポットとして
最もメジャーな場所

標高364mの弓張岳山頂に位置し佐世保の大自然と市街地が一望できる展望台。西側には五島灘と九十九島の島々、南側には深い入り江の佐世保港、東側には美しい市街地が見渡せる。佐世保港周辺に展開する米海軍基地や造船所、そして市街の街灯りがオレンジ色に輝き、その色彩的特徴は全国的に見ても珍しい。向井さんのご両親は結婚のご挨拶のときにここでデートをしたそう。

Yumiharidake Observation Deck

弓張岳展望台

長崎県佐世保市小野町

Koran

創業40年を超える
佐世保で人気の長崎ちゃんぽん屋

オープン前から人が並び、16時頃までお店に並ぶ人が絶えないミシュランガイド認定の長崎ちゃんぽんのお店。向井親子は定番メニューの「長崎ちゃんぽん」を堪能。冬には「九十九島かき入りちゃんぽん」が限定メニューで登場する。駅前にあるのでアクセスもいい。

Koran

香蘭

長崎県佐世保市三浦町21-29

Mukai's Grandparents' House

向井さんが小学校6年生の頃まで毎年遊びに行っていた祖父母の家。
今回、向井さんは20数年、お父さんは40数年ぶりに訪れた。
現在は空き家にはなっているが向井さんの伯父さんが管理している。

Mukai's Childhood Playground

一人でもよく来ていたという、母親の実家からすぐそばの遊び場。
石造りの階段や神社など、当時の向井さんをワクワクさせるものがここには詰まっていた。

Kujuku Island

リアス海岸と大小208の島々からなる
風光明媚な景勝地

九十九島とは佐世保湾の外側から北へ約25km、平戸瀬戸まで連なる大小208の島々のこと。九十九とは数がたくさんあるという意味で使われる例え言葉で、実際の島の数は208あるという。有人島は「黒島」、「高島」、「前島」と「鼕泊島」の4島のみで、最も面積が大きい島「黒島」は島民の約8割がカトリック信者。九十九島のほぼ全域が「西海国立公園」に指定されており、島の密度は日本一といわれている。向井親子はお母さんと乗った思い出の遊覧船で、島と島の間を、約50分かけて巡った。

Kujuku Island

九十九島

長崎県佐世保市鹿子前町1008

Huis Ten Bosch

中世のオランダのような街並みが広がる
日本一広いテーマパーク

東京ドームの33個分という広大な敷地に17世紀のオランダを再現。ハウステンボスのシンボルである「パレス ハウステンボス」はオランダ王室特別承認のもと、ウィレム=アレクサンダー国王が居所としている宮殿の外観を忠実に表現した。園内にはチューリップをはじめ、たくさんの花が咲いており、バラ園はアジア最大級。また、国内最大級のスケールを誇るイルミネーションは365日開催しているので、いつ来ても楽しむことができる。日本の文化を小さい時に身につけて欲しいというお父さんの考えから、テーマパークとは無縁だった向井家の旅行。今回初めて親子二人でテーマパークを訪れた。

Huis Ten Bosch

ハウステンボス

〒859-3243 長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1

病室では息子が出演した番組を常に見ていたという母は、
息子の幻覚が見えてしまうほど、息子を想う気持ちは強く、熱かった。

大学教授として多忙を極めた父は、
退職したら、ゆっくり色んなところを2人で巡ろうと、
母と約束を交わしていた。しかし、その約束がかなうことはなかった。

だからこそ、母の生まれたこの街で家族との時間を十分に満喫する。
清史さん、悦子さん。今の僕があるのはあなた方お二人のお陰です。

お笑い芸人・向井慧さん

向井さん、ありがとうございました!

お笑い芸人・向井慧さん

JOUR
NEY

お笑い芸人・向井慧さん

向井慧 (むかい さとし)

1985年12月16日生まれ、愛知県出身。愛知県立瑞陵高等学校を経て、明治大学政治経済学部を卒業。2005年にNSC東京校の11期生として入校し、「あじさい公園」や「ブルースタンダード」で活動後、2008年に尾形貴弘と菅良太郎と「パンサー」を結成。2015年にはよしもと男前ランキング1位に選出される。現在、ラジオだけで4本のパーソナリティを務め、『王様のブランチ』や『DayDay.』などのテレビ番組にもレギュラー出演している。