板垣李光人 / 俳優
Paris
パリ
訪れたことはきっと必然
板垣李光人が理屈抜きで惹かれる街、パリ
板垣李光人 / 俳優
※写真はGoogle Pixelで撮影しています。
10歳で俳優デビューし、漫画の実写化作品から大河ドラマまで幅広い役柄を演じる、俳優の板垣李光人。近年ではnews zeroのパートナーを務めるなど、活動の幅を広げている。彼が向かったのは、芸術の都、パリ。中学生の頃、初めて見たパリ・コレクションに衝撃を受けた。彼が魅了されたのは、「服」ではなく「ファッションショー」。服に宿るエネルギーに感動し、芝居にも通ずる何かを感じた。また、幼い頃から絵を描くことが好きだった彼。これまでに画家としてデジタルアート作品をいくつも発表してきた。アートも芝居と同じように自分自身を追求するという共通点があるという。そんな彼の心惹かれるものが溢れている、パリ。この街は自分自身と向き合える場所であり、憧れの地。1年ぶりに訪れたパリで、俳優だけではなく、ファッション業界からも熱い視線が注がれる、彼の素顔を紐解いていく。JOUR
NEY
Berthillon
アイス好きの板垣さんが訪れた
1954年創業のアイスクリーム屋
連日行列ができるほど地元の人からも愛されている名店。保存料や化学調味料を一切使用せず、100%ナチュラル材料作られているんだそう。1日1回は必ず食べるというほど、アイスが好きな板垣さん。店内に入ると、早速Google翻訳機能を使用してメニューをチェック。板垣さんは、塩キャラメル&ココナッツをオーダーした。
Berthillon
ベルティヨン
31 Rue Saint-Louis en l'Île, 75004 Paris
Paris Collection
板垣さんが現地ファンからの声援に応えながら向かった先は、
世界的ファッションブランドLOEWEのショー。
多感な時期に衝撃を受けたパリコレに、自分が招待されるまでになった。
世界中のメディア、ファッション好きが集うコレクション会場で、
また新たな感動と刺激をもらった。
Église Saint-Eustache
ゴシック建築とルネッサンス装飾が
混ざり合う美しい教会
ノートルダム大聖堂を見本に16世紀から17世紀にかけて完成した教会。7,000本以上のパイプオルガンが有名であり、日曜の夕方にはコンサートが開催されるため、観光客だけでなく、地元の人も集う場所となっている。ロケで訪れた日は、教会の800周年を記念したプロジェクションマッピングの没入型ショーが催されており、板垣さんは、歴史的な音と光が融合したショーに感動した。
Église Saint-Eustache
サントゥスタッシュ教会
2 Imp. Saint-Eustache, 75001 Paris
Flea Market
パリ北部に位置する
世界最大級の蚤の市
1885年に創設し、東京ドーム1.5個分ほどの敷地面積を持つ蚤の市。敷地内には、高級なヴィンテージ家具や骨董品、絵画などを販売するショップが3,000店舗以上あり、まるで装飾美術館にいるような気分を味わうことができる。散策中に板垣さんの目を引いたのは、かぼちゃの置物。まずは、自分用に!と購入。この後、MC2人にもお土産を購入した。
Flea Market
蚤の市 クリニャンクール
138 Av. Michelet, 93400 Saint-Ouen-sur-Seine
59 Rivoli
世界中のアーティスト30人が集う
アートギャラリー
ルーブル美術館の並びにある6階建の共同アトリエ&アートギャラリーアパート。1999年に3人のアーティストによってこの建物を不法占拠されたことから始まり、2001年に市民の賛同を得て合法化。板垣さんは、このギャラリーの創設者であるギャスパーさんに会い、この場所でアーティスト活動をする人たちについてや、アートに対する自身の思いを語った。
59 Rivoli
59リヴォリ
59 Rue de Rivoli, 75001 Paris
Etoile Arc de Triomphe
板垣さんがいつか訪れたいと
思い続けていた場所
パリだけでなく、フランス全土の象徴的な建造物の一つであり、世界有数の観光名所。ナポレオンの命によって建てられた勝利の門としても有名で、壁面には歴史的に名高い画家や彫刻家のレリーフが施されている。板垣さんにとって凱旋門は、2021年に出演した大河ドラマで演じた役と縁のある場所。3年前の撮影では、コロナの影響もあり、実際にパリを訪れて撮影することができなかったという。当時、見ることができなかったパリの街並みを見るため、284段の螺旋階段を登り、屋上テラスからの景色を目に焼き付けた。
Etoile Arc de Triomphe
エトワール凱旋門
Pl. Charles de Gaulle, 75008 Paris
自身と向き合う中で、追求しているテーマがある。
それは「渇愛」という概念。
欲は、自分らしさそのもの。
だから、着たい服を着て、描きたい絵を描き、演じたい役を演じる。
ずっと、そうしてきたように。
人生、やりたいと思えることばかりじゃない。
運命に導かれ、訪れたパリは、
さらなる欲を掘り起こしてくれる街だった。
また来よう。心赴くままに。
JOUR
NEY