石田ゆり子 / 俳優
Paris
パリ
いつも進むべき道を示してくれる
石田ゆり子が永遠に片想いする街、パリ
石田ゆり子 / 俳優
※写真はGoogle Pixelで撮影しています。
俳優として数多くの映画やテレビドラマに出演しながら、執筆や音楽活動までと幅広い分野で活躍している石田ゆり子。アナザースカイには三度目の出演となる今回は、2019 年の秋に訪れたパリを再訪。初めてパリに足を踏み入れたのは 19 歳のとき。憧れの詰まった街に圧倒され、大好きになった。それからはずっと片思いのような気分。ちょっとずつパリと仲良くなっていく自分にうきうきした。そして、コロナ禍に見舞われた5年前、驚くほど世の中が変わった。そんなときに思い出したのはパリにいる人たち。こういう風に自分も生きたいという理想がいつもパリにあったという。パンデミックが一段落しても、心にモヤがかかる日々。エネルギーを感じるこの地に5年ぶりに訪れ、何を感じるだろうか。キラキラと輝くパリで、自分を取り戻すための答えを探っていく。JOUR
NEY
J.M.WESTON
シャンゼリゼに看板を掲げる
フランスを代表するシューメーカー
1891 年の創業当初より、革の素材、つくり、履き心地の 3 点に拘って作られているシューズブランド。ブランド名は、創業者の息子が近代的な靴の製法を学ぶために留学したアメリカのウェストンに由来している。「ジェイエム ウエストンの靴は10年履ける」という創業者の信条を今もなお継承し、質の高い靴を届けている。
J.M.WESTON
ジェイエム ウエストン
55 Av. des Champs-Élysées, 75008 Paris, France
Parc Monceau
モネをはじめ
多くの著名人が愛した公園
パリの 8 区に位置する観賞用に作られた 18 世紀風の庭園。園内には古代ローマのコリント式円柱、古代エジプト風のピラミッドや日本の上野の寛永寺から寄贈された灯籠など世界各国のオブジェが点在している。
Parc Monceau
モンソー公園
35 Bd de Courcelles, 75008 Paris, France
Astier de Villatte
石田ゆり子さんも虜になった
パリを代表する陶器ブランド
1996 年創立、陶器のデザインとクオリティの高さで世界中から多くのファンを抱えるブランド。工房には 100 名ほどの職人が昔ながらの手作業で制作しており、ヨーロッパの伝統的なデザインから得たインスピレーションと現代的な感性が融合して作られた白い陶器が人気。ロケで石田さんはアトリエに潜入し、陶器が作られるまでの一連の流れを見学した。
Astier de Villatte
アスティエ・ド・ヴィラット
173 Rue Saint-Honoré, 75001 Paris, France
Marché Saint-Eustache-Les Halles
サン・トゥスタッシュ教会の
脇に位置するマルシェ
パリ 1 区の Les Halles (レ・アール) 駅から徒歩 2 分の場所にある青空市場。市場では果物と野菜をはじめ、肉、鮮魚や惣菜などの販売する屋台が 20 軒ほど並ぶ。石田さんはここでラタトゥウユとヨーロッパ平鯛のグリルを作る際に必要な食材を調達した。
Marché Saint-Eustache-Les Halles
サン・トゥスタッシュ・レ・アール市場
1 Rue Montmartre, 75001 Paris, France
Les Secrets Gourmands De Noémie
フランス料理のノウハウを学べる
ノエミさんが営む料理教室
パリ 17 区に位置する料理教室。シェフのノエミさんはフランス三大料理人の1人と称された故ガストン・ルノートル氏が創設したプロのための製菓・料理学校を卒業。ここでは、家庭料理をはじめ、スイーツ、パン等の本格的な作り方を学ぶことができる。石田さんはここで、南フランスの家庭料理であるラタトゥイユとヨーロッパ平鯛のグリルの作り方を教わった。
Les Secrets Gourmands De Noémie
レ シークレット グルマン ドゥ ノエミ
92 Rue Nollet, 75017 Paris, France
Péniche
今回石田さんが訪れたのは船を高級住宅へと改装し、
セーヌ川に浮かんで暮らしているぺニッシュ族の家。
ペニッシュは、フランスで運搬用に使われている平底船のことで、
船上で生活する人たちはペニッシュ族と呼ばれている。
都会にいながら、水に囲まれる自然と密接したボートハウス暮らしを味わうことができる。
この旅で、石田さんはここで新調した靴を履き、大好きな食器によそった自分の手料理を楽しんだ。
5年ぶりのパリで、また気づきを得た。
自分が楽しめば、自ずと周りも楽しくなること。
それに気づいた時、心にかかるモヤの正体がわかった。
進むべき道は見えた。あとは一歩、また一歩踏み出すだけ。
とにかく自分が楽しめば、周りのみんなも楽しくなる。
そして、また、新たな旅が始まる。
JOUR
NEY