トラウデン直美 / モデル・タレント
Cologne
ケルン
トラウデン直美が等身大の自分に出会った
父の出生地、ケルン
トラウデン直美 / モデル・タレント
※写真はGoogle Pixelで撮影しています。
ドイツ人の父と日本人の母を持ち、モデルやコメンテーターとして活躍しているトラウデン直美。そんな彼女が選んだのは、ライン川の両岸に位置し、2千年以上の歴史を誇るドイツ・ケルン。彼女の父が生まれ育った地であるケルンは、中学生になるまで毎年欠かさず訪れていた第二の故郷。幼い頃から研究者である父に連れられ、この歴史ある街で様々なことを教えられてきた。そんな父の背中を見て自ずと学ぶのが好きになり、13歳でモデルデビュー後も学業を疎かにすることはなかった。そして、その知的なイメージを買われ、2018年の大学在学時から情報やニュース番組に出演。初めて自分の言葉で何かを発信するということの面白さに気づいた。しかし、あるとき、生真面目であるがゆえ考え込んでしまった。私は何を求められ、何を言えるのだろう? なかば迷走状態に陥る今、慣れ親しんだ都市で幼少期から影響を受け続けてきた父の歩みをたどり、これからの自分自身のあり方を見つめ直します。JOUR
NEY
Hohenzollern Bridge
ケルンの美しい街並みを
一望できる絶景スポット
ライン川を横断する、全長409mの巨大な鉄橋。現存している橋は、1911年に竣工したもので、目の前にそびえ立つケルン大聖堂と調和するように、柱に豪華な装飾が施されている。また、この橋のシンボルとなっているのは、ヨーロッパでよく見られる両側の柵に所狭しとかけられた「愛の南京錠」。恋人たちが、イニシャルやメッセージを刻んだ南京錠をフェンスに施錠し、再び開錠することがないよう、ライン川に鍵を投げ込むことで、永遠の愛を誓い合うのだそう。
Hohenzollern Bridge
ホーエンツォレルン橋
Hohenzollern Bridge, 50679 Köln
Cologne Cathedral
高さ157m
世界最大のゴシック様式の大聖堂
トリーア大聖堂、マインツ大聖堂に並び、ドイツ三大大聖堂の一つである、ローマ・カトリック教の教会。正式名称を「ザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂」といい、約632年の歳月を経て1880年に完成した。美しい装飾がふんだんに施された大聖堂の中で、一際目を引くのが幻想的なステンドグラス。中には1260年頃のものもあるのだとか。さらに、「東方三博士」の遺骨が納められた棺桶などの聖遺物や数々の美術品が収められており、長い歴史の息吹が感じられる。1996年には世界文化遺産に登録された。
Cologne Cathedral
ケルン大聖堂
Domkloster 4, 50667 Köln
Roman Harbor Street in Cologne
2000年の歴史が宿る
ローマの遺跡
ケルン大聖堂の近くにあるローマ・ゲルマン美術館の横にひっそりと存在する遺跡。かつてライン川に続いていたローマの港道で、重要な交通の要所を担っていた。この道は、1969年から1970年にかけて行われた発掘調査中に発見されたもの。当時の道を再現すべく、石にチョークで番号を振っていたが、雨で消えてしまい、石の組み合わせ方が分からなくなってしまったという逸話が残る。現在は、巨大な繋ぎ目と凹凸が目立つ「ケルン風」に再構築された道、同じくローマ時代の壁の一部も残存。古代ローマ人によって作られた強度が高いコンクリートの道や壁は、いまだにどのように作られたか分かっていないそうだ。
Roman Harbor Street in Cologne
ケルンのローマ時代の港道
Roncallipl. 4, 50667 Köln
FRÜH am Dom
ケルンの地ビール「ケルシュ」を
楽しめるビアレストラン
1904年創業の「ケルシュ」醸造所直営レストラン。店内は、立ち飲みができる「Brauhaus (ブラウハウス)」、カジュアルレストラン「Brauhausukeller (ブラウハウスケラー)」、屋外ビアガーデン「Biergarten (ビーアガルテン)」、モダンなレストラン「HOF 18 Restaurant (ホフ・アハツェン・レストラン)」の4フロアに分かれている。ビールは、グラスが空になると次から次へと運ばれてくる方式。グラスの上にコースターでふたをすれば、それ以上おかわりのビールが来ることがない。ここでトラウデンさんは大学時代の友人、杉浦さんと再会。思い出話に花を咲かせた。
FRÜH am Dom
フリュー・アム・ドム
Am Hof 12-18, 50667 Köln
ŞOK Supermarkt
ケルンを中心に展開する
トルコ食品店
ドイツにはトルコ系移民が多く、国のあちこちにトルコの食品店が多く立ち並んでいる。その中でも、手軽に高品質なトルコ食材を購入できるスーパーが、この「ソック・スーパーマーケット」だ。ドイツだけでもケルンやボン、ブリュール、ジークブルクなどに多数の店舗を展開。新鮮な果物や野菜、豊富なスパイスや調味料、さらにオリーブやフェタチーズなど、トルコを代表する食材が取り揃えられており、地元の人にも人気。トラウデンさんは、ロケ中にお父様と一緒に夕食を作るための食材を買い込んだ。
ŞOK Supermarkt
ソック・スーパーマーケット
Niehler Gürtel 104, 50733 Köln
Grandfather's House
ケルンとデュッセルドルフの真ん中に位置する、
ヴォーリンゲンという村にある父の実家へ。
トラウデンさんは毎年夏、この家で1ヶ月間過ごしていた。
ここには18歳まで過ごした父親の部屋も残されている。
家具も、本も、家を出た、あの日あの時のまま。
University of Cologne
トラウデンさんのお父様が通った
600年の伝統がある大学
ドイツで2番目に古い総合大学。1388年の設立以来、ドイツを牽引する研究大学の一つとして6学部36研究科を有している。当時、お父様は哲学部でドイツ中世文学や演劇を研究していたそう。その後同大学で教鞭を執っていた。ドイツ文学の研究資料などが保管されている巨大な図書館には、お父様の著書も数多く残っている。トラウデンさんは今回のロケで、物心がついてから初めて、若かりし頃のお父様の職場を訪れた。
University of Cologne
ケルン大学
Albertus-Magnus-Platz, 50923 Köln
トラウデンさんの父は今の彼女と同じ年齢の頃、
ケルンにて、すでに誇れるキャリアを築き始めていた。
にもかかわらず、講師という仕事を続けるために
日本語が1単語も分からないまま、日本に身を移した。
愛する家族が示唆してくれた。
「分からない」ということは恥ずかしいことじゃない。
不安も恥ずかしさも、長い人生のほんの一瞬。
まだ何者かである必要もない。カッコつけなくていい。もっと、肩の力を抜いて。
まずは目の前の一歩を踏み出そう。笑って話せる日が、きっとくる。
JOUR
NEY