岡本知高 / ソプラニスタ

Kochi

高知県

天性のソプラノ歌手・岡本知高
歌の原点が詰まった場所、高知県

ソプラニスタ・岡本知高さん

岡本知高 / ソプラニスタ

※写真はGoogle Pixelで撮影しています。

生まれながらにして女性ソプラノの音域を持ち、「奇跡の歌声」と称されているソプラニスタ・岡本知高。東京オリンピックの閉会式では、心の深淵に温かく響く唯一無二の彼の歌声が世界を魅了し、賞賛と喝采が降り注いだ。そんな彼のサクセスストーリーが静かに幕を開けたのは、土地の8割以上を森林が占める高知県。18歳で上京するまで、豊かな自然に囲まれたこの地で過ごした。高校卒業後、音楽教員を目指し都内の音楽大学へ進学。歌を本格的に始めたのは歌手になるためではない。あくまで音楽の先生になるため。それが、なぜ、どのようにして、歌手として羽ばたくことができたのか? 当たり前のように見てきた高知の雄大な自然、幼い頃の何気ない母とのやりとりなど。高知県で過ごした18年間の記憶を手繰り寄せながら、歌手になるまでの知られざるルーツを紐解いていきます。JOUR
NEY

ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん

Kochi Shokuhin

ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん

出来たての芋けんぴを
購入できるスポット

キヨスク高知銘品館の一角にある、高知名物である芋けんぴの実演販売所。原材料は新鮮なさつま芋と良質のサラダ油、グラニュー糖の3つのみ。化学調味料や防腐剤などは一切使用しておらず、自然の甘みを感じることのできる一品。岡本さんにとっては、高知に帰ってきたと実感できる懐かしみのある味だそう。

Kochi Shokuhin

キヨスク高知銘品館 高知食品 芋けんぴ実演販売所

高知県高知市栄田町2-1-10

ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん

Niko Buchi

ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん

龍神様の伝説が残る
神聖な淵

近年「仁淀ブルー」という言葉が広がるとともに、美しく幻想的な景色が見られる場所として四国を代表する観光スポット。仁淀川の支流にあたる枝川川に位置する。太陽の光が注ぐ時間や、季節による光の角度によって青色の色彩が変化するため、1年を通して同じ青は見られないと言われている。岡本さんが東京オリンピック閉会式の際に着用していた衣装は、この「仁淀ブルー」をモチーフにしたものだそう。

Niko Buchi

にこ淵

高知県吾川郡いの町清水上分2967-11

ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん

Aso Chinkabashi

ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん

静かな景色の中に佇む沈下橋

越知町浅尾地区と鎌井田地区を結ぶ、仁淀川に掛かる全長約121mの橋。映画『君が踊る、夏』『県庁おもてなし課』『竜とそばかすの姫』など、映画のロケ地やモデルにもなっている。岡本さんも、MV『World in union』の撮影地として使用した。夏はアユ釣りを楽しむ人たちでにぎわっているとのこと。

Aso Chinkabashi

浅尾沈下橋

高知県高岡郡越知町浅尾鎌井田本村

ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん

Kochi Wakakusa Special Needs School

ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん

岡本さんが
幼少時代を過ごした学校

⾼知県⽴療育福祉センターに隣接した、肢体に不⾃由のある⼦どもたちを対象としている特別支援学校。障がいによる学習上または生活上の困難を克服するため、医療や福祉のサポートを得ながら教育を受けることができる。「ペルテス病」を患っていた岡本さんは小学一年生から四年生までをこの学校で過ごしたそう。当時と変わらない校内を周り、お世話になった先生との再会を果たし、記憶が沸々と甦った。

Kochi Wakakusa special needs school

高知県立高知若草特別支援学校 子鹿園分校

高知県高知市若草町10-26

ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん

Kanyo Island

ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん

宿毛市大島の沿岸にある
二つの無人島

宿毛湾に浮かぶ二つの無人島から成るスポット。対岸の大島からは約300m離れているが、 干潮時に水位が減少することにより、海中から道が現れるトンボロ現象が起こるため足をぬらさずに歩いて渡ることができる。11月中旬~2月上旬は「だるま夕日」を見ることができる場所としても知られている。

Kanyo Island

咸陽島

高知県宿毛市大島

ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん

General Welfare Center in Sukumo City

ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん

岡本さんが音楽を聴きに訪れた
思い出のホール

宿毛市内で最も大きいホール。座席数は848席。小学5年生のピアノの発表会で初めて舞台に立ち、中学、高校時代も吹奏楽部の定期演奏会の会場として使用していたため、何度も訪れていたという。当時の岡本さんは演奏会の日に、いち早くホールへ訪れることが習慣となっていた。何も音がしない客席に座り、「プロの人が立つ舞台に立たせてもらうんだ」と、舞台への憧れをひとり噛み締めながら想いを募らせる時間を過ごした。

General Welfare Center in Sukumo City

宿毛市総合社会福祉センター

高知県宿毛市高砂4-56

ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん

Sukumo High School

ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん

岡本さんが声楽を始める
きっかけとなった学校

高知県宿毛市にある全日制総合学科と定時制普通科の高等学校。在学時は吹奏楽部に所属しサックスを担当していたが、音楽教員になる夢を抱き、大学受験のために声楽コースに変更。早朝はピアノ、階段の踊り場では歌の練習に日々励んだそう。受験に必要な勉強は全てやり尽くし、苦しくも甘い記憶が残っている。

Sukumo High School

高知県立宿毛高等学校

高知県宿毛市与市明5-82

ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん

Michinoeki Bios Ogata

ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん

徒歩1分で太平洋
黒潮の香りが漂う道の駅

高知県黒潮町に位置する道の駅。ビオスはギリシャ語でいのち、生命という意味だそう。「ひなたや直売所」では高知県のお土産・特産物の他に地元でとれた新鮮な野菜や魚介類を販売しており、併設されている「ひなたや食堂」では高知の食材で作られた料理を楽しむことができる。岡本さんはロケの際、武田節をふんだんに使用したラーメンを食した。その模様は番組公式YouTubeにて配信中。

Michinoeki Bios Ogata

道の駅 ビオスおおがた

高知県幡多郡黒潮町浮鞭3573-5

ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん

Kochi Prefectural Culture Hall

ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん

高知県内最大の多目的ホール

主にオーケストラやコンサート、演劇、バレエなど芸術文化の催物が行われている。座席数は1,507席。岡本さんのコンサートでも使用したことがある。また、全国規模の学会や大会などが開催されることもあり、文化交流の場としても数多く利用されているそう。

Kochi Prefectural Culture Hall

高知県立県民文化ホール

高知県高知市本町4-3-30

ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん

Yasaka

ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん

創業60余年
地元民に愛される居酒屋

宿毛市で水揚げされた旬の魚や地元で採れた食材を使った料理を提供する老舗の居酒屋。看板メニューは自家製藁焼き鰹たたきやマグロのやみつきハツ刺し、ウツボのたたき、川海老、青さやキビナゴ天ぷらなどがある。オーナーの西田さんは岡本さんの同級生だそう。

Yasaka

八坂

高知県宿毛市中央6-3-20

ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん
ソプラニスタ・岡本知高さん

歌を始めた当時は練習に明け暮れ、自分の嫌なところ、出来ないことばかりに目が向いていた。
そこで救いとなったのは幼い頃から培われてきた「音楽」に対する真摯な想いや誇り。
何が好きかを知り、誠実に向き合うことで自ずと道は開かれ、思いもよらぬ景色に出逢えた。

夢は、ムリに見つけなくていい。何度変えたっていい。
そんなことより、何が好きかを知り、誠実に向き合えば、
自ずと道は開ける。思いもよらぬ景色に、出逢えるはず。
この先も、岡本知高は歌と一緒に歩み続ける。歌手である以前に、歌がたまらなく好きだから。

ソプラニスタ・岡本知高さん

岡本知高さん、ありがとうございました!


ソプラニスタ・岡本知高さん

JOUR
NEY

ソプラニスタ・岡本知高さん

岡本知高 (おかもと ともたか)

1976年生まれ。高知県宿毛市出身。変声後も強靭なドラマティック・ソプラノの音域が自然に維持され続けている世界的にも大変希有な「天性の男性ソプラノ歌手」である。国立音楽大学を卒業後、フランスのプーランク音楽院を首席で修了。心の深淵に温かく響く唯一無二の歌声は「奇跡の歌声」と称され、個性的なキャラクターとコスチュームも併せてクラシック界にとどまらず各方面からの呼び声も高い。そのレパートリーは幅広く、宗教曲、オペラ、クロスオーバー、日本の唱歌やポップスと多岐にわたる。