牧田習 / 昆虫ハンター

沖縄県最大の川「浦内川」をクルーズできる遊覧船乗り場。ジャングルクルーズやカヌーツアー、トレッキングツアーなど、さまざまなアクティビティを楽しめる。季節によってツアー内容も変わるので、四季で変わる西表島の大自然を堪能することも可能。牧田さんは、ここに向かう道中で昆虫を捕獲。広く日本に分布している「ウスバキトンボ」と、現在自身が研究している迷蝶の「ルリモンジャノメ」を発見した。

西表島中央部を流れる沖縄県最大の川、浦内川の上流に位置する滝。「カンピレー」とは、島の方言で「神の座」を意味するそう。約200m続く岩肌を流れる滝は、自然のパワーを感じる荘厳な光景が魅力。また、先ほど紹介した遊覧船の船着場から滝までは山道が整備されているので、トレッキングを体験することもできる。手つかずの大自然が残されている登山道には、絶滅危惧種の動物や昆虫なども生息しており、牧田さんは夢中になって昆虫探しを楽しんだ。

西表島の北部、宇那利崎の付け根にある、沖縄県で唯一の鳴き砂の浜。弧を描くような曲線をした浜辺が月の形に見えることから、この名がついた。付近には林道があり、牧田さん曰く、蝶がたくさん観測できるスポットだとか。ここでは、毒をもった蝶「ベニモンアゲハ」や日本最大級の蝶「オオゴマダラ」、さらに、12年前に出会った思い出の迷蝶「タイワンキマダラ」を発見。

西表島の北部にある、星の砂で有名なビーチ。星の砂とは、有孔虫の骨格が砂浜に打ち上げられたもののこと。特にこのビーチでは美しい星砂が多く見られる場所だそう。波も穏やかで透明度も高く、岩場の多い海岸なので、海水浴やシュノーケルが楽しめるのも魅力。ビーチの正面にある、緑に覆われた小島の近くでは、さまざまな種類の魚やカラフルな珊瑚礁を見ることができる。

八重山の伝統手織物である「花織みんさ」や「古代みんさ」などを展示、販売している工房。織物の歴史から製作工程までを記した資料も見ることができる。そのほかにも、職人のはた織り見学や草木染め体験なども楽しめる。この場所は、幼い頃から三線を習っていたという牧田さんが、16、7年前のコンクールの際に訪れた思い出の場所。当時、三線の胴巻きをもらったそうで、今でも大切に使っている。今回の旅では、胴巻機をくれた高峰さんとも久しぶりの再会を果たした。

石垣島の中心地にある、焼肉店。石垣島の温暖な気候でのびのびと育った石垣牛は、ストレスの少ない環境下で育っているため、さっぱりとした甘味のある味わいが特徴。いしなぎ屋では、直営牧場、精肉店を持っているので、安心・安全な石垣牛をいただける。牧田さんは、特選の石垣牛がセットになった「パイヌセット」をチョイス。