志田未来 / 俳優

高さ300 m の超高層ビル「ユーレカタワー」の88階にある、地上285 m の展望台。360度に広がるパノラマからは、庭園都市とも呼ばれる緑あふれるメルボルンの景色が一望できる。夜は街にイルミネーションが灯り、昼とはまた違った景色を楽しむことができる。さらに、オプションでスカイデッキに併設されている特殊なアトラクション「ザ・エッジ」の体験も可能。遮光切替ガラスのキューブに乗り込むと、キューブが移動し建物の外まで滑り出す仕様。完全に外に突き出した瞬間にガラスが透明に切り替わり、まるで空中に放り出されたようなスリリングな体験を楽しめる。

1878年にオープンした、700以上の店が軒を連ねる南半球最大の野外市場。新鮮や野菜や果物、肉、魚などの食糧品はもちろん、お土産にぴったりの小物やアクセサリー、インテリア用品が所狭しと並べられているほか、フードコートも併設している。マーケット内だけでなく、周辺のストリートにも多くのショップが並び、オーガニック製品やワイン専門店などもあるそう。志田さんは、お昼ご飯にアメリカンレストラン「RUBENS GRILL (ルーベンス・グリル)」で、ジューシーなホットドッグを堪能。さらに、MC 2人と自分へのお土産用にスパイス&ハーブ専門店「Gewürzhaus (ゲヴュルツハウス)」でメルボルン産のスパイスを購入した。

メルボルンの象徴の一つでもあるストリートアート。街中には、壁一面がグラフィティアートで埋め尽くされたレインウェイと呼ばれるアーケードや小道が多数あるそう。志田さんが訪れたのは、AC/DCレーンと呼ばれる小さな小道。オーストラリアの大人気ロックバンド AC/DC (エーシーディーシー) を由来に命名されたというこの小道は、ロックミュージシャン Bon Schott (ボン・スコット) の彫刻をはじめとし、様々なミュージシャンをモチーフにしたストリートアートを見ることができる。中には、世界的に有名な覆面アーティスト Banksy (バンクシー) の絵も描かれているのだとか。

2002年にオープン。Rafael Nadal (ラファエル・ナダル) や Novak Đoković (ノバク・ジョコビッチ) などの有名テニスプレーヤーがお忍びで通うという人気店。地元の食材を使用し、ユーカリの木の根の炭でじっくりと調理された料理は絶品。ここで志田さんは、オーストラリア産フィレステーキとスープを堪能した。

メルボルンの有名コーヒー店「Proud Mary (プラウド・メアリー)」のオーナーがオープンしたカフェ。約10席ほどのカウンター席がバリスタを囲うように設計されており、カウンター越しにバリスタと会話が楽しめる。広々とした2階建ての店内には、コーヒーバーの他にも焙煎所、イベントスペース、コーヒー関連のグッズが揃うショップ、そしてバリスタトレーニング施設まで完備されている。こちらのお店では、産地ごとの味の違いを強調するためにブラックコーヒーしか提供しておらず、メニュー自体も季節によって変わっているのだとか。志田さんは、窒素ガスを用い、専用のサーバーから抽出したコーヒー「SNAP CHILL (スナップ・チル)」を堪能。

The New York Times で「世界一のクロワッサン」と称された、人気のクロワッサン専門店。観光客はもちろん、地元の人からも愛されている。倉庫を改装した店内の中央には、ガラス張りのオープンキッチンが設置されており、作業工程を見学することも可能。生地を3日寝かせて作るというこだわりのクロワッサンは、外はパリパリと軽い口当たりながら中はしっとりと重量感があるのが特徴。開店から行列ができ、閉店前に売り切れることもしばしば。志田さんはクロワッサンとパン・オ・ショコラをアイスコーヒーと一緒に召し上がった。

ヴィクトリア州の南東沖に位置し、様々な野生動物が暮らす自然豊かなフィリップ島にある自然公園。島全体が自然保護区となっており、区内の公園ではペンギンやコアラ、ワラビー、ウォンバット、エミューなどオーストラリア固有の動物に会うことができる。この公園では多様なアクティビティを楽しめるが、特に人気なのはメルボルンでしか見られないという「ペンギンパレード」。フェアリーペンギンという体長約30 cm ほどの世界最小サイズの野生ペンギンたちが、数百から数千羽の列を成して、海から陸の巣に戻っていく愛らしい姿を間近で見ることができる。