森崎ウィン / 俳優・アーティスト
United Kingdom
イギリス
森崎ウィン、俳優人生の転機となった
演劇の聖地イギリス
森崎ウィン / 俳優・アーティスト
※写真はGoogle Pixelで撮影しています。
ミャンマーで生まれ育ち、10歳で来日、中学2年生の時にスカウトされ芸能活動を開始。 その後、映画やミュージカルでの俳優活動に加え、歌手としても活躍する森崎ウィン。25歳の時、スティーヴン・スピルバーグ監督のハリウッド映画『レディ・プレイヤー1』にて主要キャストに抜擢され、約4ヶ月間滞在したイギリス。そこでの経験は俳優としての在り方や、全てを変えてくれたという。人生最大と言える挑戦はここから始まった。ミャンマーから日本を経て世界へ挑み続ける、そんな多彩な森崎さんの意外な素顔を、思い出の街を巡りながら紐解いていきます。JOUR
NEY
City of Watford
森崎さんが約4ヶ月間
滞在していた街
『レディ・プレイヤー1』の撮影で滞在していた街。当時通っていたコインランドリーやカフェなどが今も変わらず並んでいる。首都ロンドンからほど近い場所に位置しており、エルトン・ジョンが終身名誉会長を務めるサッカーチーム「ワトフォードFC」の本拠地となっている。
City of Watford
ワトフォード
Warner Bros. Studios Leavesden
『レディ・プレイヤー1』の
撮影を行なっていたスタジオ
元は航空機の飛行場として使用されていた広大な敷地を活用した映画撮影スタジオ。他にも『ハリー・ポッター』シリーズ、『ワンダーウーマン』、『ボヘミアン・ラプソディ』など数々の有名作品が撮影を行なっていた。
Warner Bros. Studios Leavesden
ワーナー・ブラザース・スタジオ・リーブスデン
Warner Drive, Leavesden, Watford WD25 7LP
Wagamama watford
英国から生まれた
日本食料理レストラン
イギリスで創業、そして展開している日本食を基にしたアジアン料理のレストラン。1992年ロンドンで1号店がオープンし、現在は欧州にも展開している人気チェーン店。ラーメンのほか、鉄板焼きやどんぶりなどがアレンジされて提供されている。近年のヨーロッパでのカツカレーブームに火を付けたきっかけと言われている。
Wagamama
ワガママ
met quarter, King St, Watford WD17 2EN
City of Birmingham
産業革命の発展とともに歩む街
イングランド中部にあり、ロンドンに次ぐイギリス第二の都市と称されている。鉄や石炭が豊富に産出される土地だったことから、鉄鋼業などを中心にイギリス経済を牽引する存在となった。そんな産業革命期の名残で、街中には豊かな水をたたえた運河が張り巡らされており、美しい水辺の景色を楽しめる。中世から近代にかけて建てられた歴史的な建築遺産と、モダンなビルが共存しており、新旧の建物が並ぶ独特な街並みも魅力のひとつ。
City of Birmingham
バーミンガム
Banksy's Ryan & His Reindeer
2019年のクリスマスに描かれた
バンクシーの壁画
宝飾店が並ぶジュエリー・クォーター地区のなんの変哲もないレンガの壁に、2019年突如現れたバンクシー作品。シグネチャーでもある白と黒のコントラストで立体的に描かれている。描かれた時期がクリスマスということもあり、星空へ駆け上がるサンタクロースの魔法のトナカイがモチーフとなっている。
Banksy's Ryan & His Reindeer
バンクシーの壁画
90 Vyse St, Birmingham B18 6JZ
Floodgate Street Birmingham
映画『レディ・プレイヤー1』の
ロケが行われたストリート
バーミンガム・ディグベス地区に位置する、映画のワンシーンに使用されたロケ地。壁や柱などがグラフィティで埋め尽くされており、クリエイティブな地域として若者を中心に人気を集めている注目のエリア。ストリート上のアートは更新され続けているため、毎回新鮮な作品に出くわす楽しみもある。
Floodgate Street Birmingham
フロッドゲート ストリート
Worlds Apart
ガンダムのフィギュアを探し、
行き着いたお店
1976年に創業したイギリスで最も老舗と言われているホビーショップ。コミックス、フィギュアなどのグッズを多数取り扱っている。森崎さんが来店した際、『レディ・プレイヤー1』に出演していたことをすぐ思い出したほど、ガンダムファンの店員が在籍している。
Worlds Apart
ワールド アパート
14-16 Smallbrook Queensway, Birmingham B5 4EN
Apollo Victoria Theatre
90年以上営業を続ける
数々の名作を上演してきた劇場
ロンドンのウエスト エンド地区にある歴史ある劇場。1930年に映画館としてオープンし、途中、所有者が変わったことによりミュージカル劇場として生まれ変わる。森崎さんも観劇したミュージカル『Wicked』が2006年9月からロングラン上映されている。
Apollo Victoria Theatre
アポロ・ヴィクトリア・シアター
17 Wilton Rd, Pimlico, London SW1V 1LG
Lahpet West End
イギリスで食べられる
本格ビルマ料理レストラン
東南アジアのミャンマーで食べられている郷土料理レストランとして、ロンドンにオープン。海外のミシュランガイドでも紹介されるほどの人気店となっている。こういったあまり知られていないエスニック料理を楽しめるのも、多様な人種が入り混じるイギリスならではの醍醐味。
Lahpet West End
ラペット
21 Slingsby Pl, London WC2H 9JP
Shababs Balti Restaurant
バーミンガム発祥のカレー料理店
1980年代にバーミンガムに住むパキスタン人によって広められたと言われている、イギリス式カレー料理「バルチ」を食べることができるレストラン。現在ではイギリス各地で親しまれている料理で、両取っ手が付いた中華鍋のようなもので提供されるスタイルが特徴的。
Shababs Balti Restaurant
シャバブス バルチ レストラン
163-165 Ladypool Rd., Sparkbrook, Birmingham B12 8LQ
『レディ・プレイヤー1』をきっかけに好きな仕事ができるようになり、
俳優、歌手、ミュージカルなど多岐にわたる挑戦ができるようになったと語る森崎さん。
あれから6年、ミュージカル俳優としての地位を確固たるものとした。
次はアジア人として、アジアをベースにもう一度ハリウッドへ。
今なお広がり続ける大きな夢を追い求め、エンターテイナーとして挑み続けていく。
JOUR
NEY
森崎ウィン (もりさき うぃん)
ミャンマーで生まれ育ち、小学校4年生の時に来日、その後中学2年生の時にスカウトされ、芸能活動を開始。2020年、アジアから世界に発信するエンターテイナー“MORISAKI WIN”として7月1日に「パレード - PARADE」でメジャーデビュー。俳優としても様々な役を演じ活躍する中で、2018年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督の新作『レディ・プレイヤー1』で主要キャストに抜擢され、ハリウッドデビューを果たす。その後も数多くの映画やドラマに出演し、映画『蜜蜂と遠雷』で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞、主演を務めた連続ドラマ『本気のしるし』では釜山国際映画祭2021のASIA CONTENTS AWARDSにてBest Newcomer-Actor賞を受賞。ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2(20年)で主演トニー役、21年ミュージカル『ジェイミー』(21年)で主演ジェイミー役を務めたほか、2022年にブロードウェイミュージカルの名作中の名作『ピピン』日本公演の単独主演、2023年には、ミュージカル『SPY×FAMILY』で主演のロイド役を務めるなど活躍中。母国ミャンマーでも2018年より観光大使を務め、現地でもドラマの主演やCMに数多く出演し圧倒的な知名度を誇る。