髙嶋政宏 / 俳優

Kyoto

京都

人生のターニングポイントとなった
髙嶋政宏の第二の故郷、京都

俳優・髙嶋政宏さん

髙嶋政宏 / 俳優

※写真はGoogle Pixelで撮影しています。

著名な大スターを両親に持ち、芸能界のサラブレットとして21歳でデビューを果たした俳優、髙嶋政宏。自然体での演技が評価され、早速新人賞を受賞し実力を見せる。しかし実際は、右も左もわからぬまま常に不甲斐なさが付きまとっていたという。そんな時に出演したのが映画『新 極道の女たち』。これまで学んできた演技は通用しない、"魅せる演技"を初めて体験する。また撮影が行われた東映京都撮影所に集うプロの撮影チームの仕事ぶりに、これまで積み上げてきたものが一気に崩れていった。ここ京都はまさに、髙嶋政宏が俳優とは、演技とは何かを学び続けた場所。それから月日が経ち、常にオファーが絶えない人気俳優となった今。あの日からどれだけ成長できたのか。そんな問いを自身に投げかけながら、思い出の詰まった京都の街を歩く。JOUR
NEY

Chikuyuantaroastumori

髙嶋さんが京都で行きつけという
あつもりそばの有名店

出石そばやあつもりそばが堪能できる有名店。諸説あるが、江戸時代はそばをせいろで蒸したとされ、当時の調理法で提供している。食前に渡されるたっぷりの九条ネギの下には、生卵が。解いた卵とネギなどの薬味、そして甘めのを混ぜあつもりそばを食べる味付けは、他では楽しめない。ここのそばに出会ってから、髙嶋さんの夢に出てくるそばは全てせいろで蒸したスタイルだとか。

Chikuyuantaroastumori

竹邑庵太郎敦盛

京都府京都市上京区椹木町通烏丸西入養安町242-12

Youshoku Ogata

最高の料理でもてなす
素材にこだわった洋食レストラン

予約で常に埋まるほど人気の洋食店。「生産者・食材・環境」を大事に、自ら足を運んで選び抜いた食材を使っている。こだわり食通である髙嶋さんも京都を訪れる度に立ち寄るというほど。ロケ中にもオーダーした「洋食おがた特製ハンバーグ」は、素材はもちろんデミグラスソースの絶妙な味付けで大人気のメニュー。

Youshoku Ogata

洋食おがた

京都府京都市中京区等持寺町32-32-1

Toei Studios Kyoto

髙嶋さんの俳優人生を変えた
京都一の歴史ある映画撮影所

1926年から100年近くの歴史を誇る、京都で一番の老舗映画撮影所。髙嶋さんが出演した「新 極道の妻たち」をはじめ、様々な撮影が行われた。ロケ中は東映京都俳優部所属の浅田祐二さんと山田永二さんと再会。当時、スタッフが使うスタジオ内の食堂で髙嶋さんが食べている様子に、親近感を抱いたとのエピソードを話してくれた。この日は久々にきつねうどんを堪能。

Toei Studios Kyoto

東映京都撮影所

京都府京都市右京区太秦西蜂岡町9

Toei Kyoto Studio Park

実際の撮影現場に出会える
映画のテーマパーク

1975年に東映太秦映画村として開業し、京都撮影所のオープンセットを使用したテーマパーク。ここにあるセットは、時代劇の撮影などで実際に使用されることもあり、リアルな撮影現場の見学も可能。髙嶋さんも、過去に観光客が見ている中で撮影した経験がある。

Toei Kyoto Studio Park

東映太秦映画村

京都府京都市右京区太秦東蜂岡町10

Matsuyae

著名人がこよなく愛した
祇園の老舗お茶屋

白洲次郎が贔屓にしたという祇園甲部の老舗お茶屋。お座敷遊びのほか、京都を代表するお母さんのおもてなしを受けることができる。ここで元祇園甲部芸妓の安藤孝子さんと会い、1781年創業の京寿司専門「いづう」から鯖寿司を出前で取り食事を楽しんだ。安藤さんからは日本舞踊から時代劇、立ち居振る舞い、そして京都の粋までを学んだそう。

Matsuyae

お茶屋 松八重

京都府京都市東山区祇園町南側570-123

FUNATSURU KYOTO KAMOGAWA RESORT

登録有形文化財にも登録された
京都の街並みが一望できる施設

さまざまレストランが集まり、結婚式やパーティーの会場として使用できる施設。元は老舗料理旅館「鮒鶴」として明治3年に創業し、大正14年に現在の場所に移転した。テラス席から望める景観は京都を代表するほどの絶景で、北は南座、南は五条大橋まで名所をパノラマビューで楽しむことができる。

FUNATSURU KYOTO KAMOGAWA RESORT

鮒鶴京都鴨川リゾート

京都府京都市下京区 松原上ル美濃屋町180

デビューから数年が経過していたにも関わらず
ここ京都ではド新人の気分だった。
恩師と仰ぐ人々に出会い、役者として一皮むけた。

そんな第二の故郷でまた大切なことを教えてもらった。
人生は一度きり。好きなことをとことん楽しむ。
正しく導いてくれる恩師に教わりながら。

俳優・髙嶋政宏さん

髙嶋政宏さん、ありがとうございました!

俳優・髙嶋政宏さん

JOUR
NEY

俳優・髙嶋政宏さん

髙嶋政宏 (たかしま・まさひろ)

1987年に映画「トットチャンネル」で俳優デビュー。同作及び映画「BU・SU」で、第11回日本アカデミー賞新人俳優賞、第30回ブルーリボン賞新人賞、第61回キネマ旬報新人男優賞などを受賞。以降、映画・テレビ・舞台と幅広く活躍。著書にエッセー本「変態紳士」がある。また近年では活動の幅を広げ、バラエティー番組にも多数出演し、芸能界切ってのグルメ好きとしても知られる。