間宮祥太朗 / 俳優
Australia
オーストラリア
俳優・間宮祥太朗
人生の柱となった地、オーストラリア
間宮祥太朗 / 俳優
※写真はGoogle Pixelで撮影しています。
15歳で役者としてデビューし、現在に至るまで映画やドラマに引っ張りだこの俳優・間宮祥太朗。アナザースカイには4年ぶり2度目の登場となる。前回は南アフリカのサバンナを訪れ、弱肉強食の世界を肌で感じた。今回、向かった先は、6歳の頃に祖父母と訪れたオーストラリア。「孫ができたら世界を見せてやりたい」と、毎年のように海外へ連れ出してくれた祖父母。その中でも1番鮮明に記憶が残っている、旅を愛するきっかけとなった場所だという。そして、この地で最も印象的だったと語るのがオーストラリアの中心部にあるウルル。24年ぶりに忘れられない風景を目の前にし、30歳になった今、何を思うのだろう。最終目的地はウルル。そこはアデレードから移動距離約1,600km。もちろん飛行機でも行けるが、あえて広大な大地を陸路で行く。何にもない大地を走っていた祖父母との忘れえぬ旅路を思い返しながら、間宮祥太朗の行き当たりばったりの旅が始まる。JOUR
NEY
Outback
一本道をひたすら走行し続け、
砂漠地帯を中心とする広大な人口が希薄な地域アウトバックへ。
乾いた空気、荒涼とした景色がどこまでも広がる。
人の気配を感じるのは、対向車とすれ違う時だけ。
目的地は決めるが、何をするかまでは決めない。
それが幼い頃から培ってきた、間宮さんの旅のルール。
何ものにも縛られず、毎日、出たとこ勝負。
それがたまらなく、楽しかった。
Coober Pedy
オーストラリア南部にある
人口2,500人程の地下都市
移動距離850km時点で、突如現れた街クーバーペディ。世界最大のオパール産地として有名。1911年にオパールが発見されてから一攫千金を求めて人が集まり始め、この街が形成されたそう。また、夏になると気温が約50℃まで上昇するため、家はもちろん、ホテル、教会、レストランなど全て地下にある。2日目の夜はここで休息。この日の移動距離は約540km。まだまだ道のりは長い。
Coober Pedy
クーバーペディ
14 Hutchison St,Coober Pedy SA 5723 Australia
Kings Canyon
24年前に間宮さんが
祖父と訪れた思い出の場所
間宮さんはウルルを目前に、キングスキャニオンへ向かった。ここは以前にも間宮さんが訪れたことのある景勝地。世界有数の大渓谷で、地球の裂け目とも思えるような断崖絶壁の荒涼とした景観が印象的。「ロストシティ」と呼ばれる風化した岩群や、「エデンの園」と呼ばれるヤシとシダで覆われた大きな水溜りも見所。峡谷は 4億年以上かけて形成され、各層の間に硬い頁岩を挟んだ砂岩の層でできている。当時とは異なる、30歳になった今だから感じる思いに浸った。
Kings Canyon
キングスキャニオン
Petermann NT 0872 Australia
Uluru
間宮さんの最終目的地、ウルル。
あの頃はわからなかった。ウルルがどれだけ偉大か。
今回の旅では最後に目に焼き付けたかった。
夕陽に照らされる、ウルルの姿を。
先住民族
アボリジナルの聖地
エアーズロックの名でも知られる、世界最大級の一枚岩。高さ348m、外周9.4kmの赤い砂岩でできている。先住民アボリジナルにより、聖地として崇められてきた場所。途方も無い時間、そこに在り続けるウルルを目の前に、自分なんてちっぽけな存在と語る間宮さん。24年前はわからなかったウルルの偉大さに感動した。
Uluru
ウルル
Peterman NT 0872 Australia
30歳になって楽しみ方が変わった。
予定調和なんて、つまらない。
がむしゃらにゴールを目指すのもいいが、
寄り道すれば、旅はもっと、楽しくなる。
その日、その時しか感じられない、風を、景色を、満喫しよう。
思えば、今回の旅は思い通りにいかないことばかりだった。
すべては、受け止め方ひとつ。
時をかけ、再び目前に現れたそれは、
以前よりさらに大きく見えた。
そして、再確認できた。ここは特別な場所だった。
感じるチャンスが多いほど、人生は豊かになる。
だから、たまには立ち止まって。しゃがんで。振り返って。
心折れそうになったら、何度でも訪れよう。
大先輩はいつも、そこにいる。
JOUR
NEY