アオイヤマダ / ダンサー・俳優

Matsumoto

松本

何にも縛られず自由に表現したい
アオイヤマダの背中を押した故郷、松本

ダンサー・俳優・アオイヤマダさん

アオイヤマダ / ダンサー・俳優

※写真はGoogle Pixelで撮影しています。

歌に合わせ野菜と一緒に踊るユニークな「野菜ダンス」が記憶に新しい、ダンサーで俳優のアオイヤマダ。話題の映画やドラマの他にも数多くのミュージックビデオに出演したり、ファッションモデルを務めたり。ひとつの型にはまらず多方面で注目を集める存在だ。そんな彼女が訪れたのは、生まれ故郷であり中学卒業時の 15 歳まで過ごしていた長野県松本市。人とコミュニケーションを取るのが苦手だった幼少期、母が見かねて勧めてくれたダンスは言葉を使わずとも意思の疎通が図れると、彼女のコミュニケーションツールのひとつとなっていった。ダンスをすることで人に何かを伝えることを覚え、その経験が表現者としてのベースを作ったという。才能を見出して背中を押してくれた母、型にはまらない大切さを教えてくれた恩師など、地元・松本の人たちに「自分にしかできない表現」を育んでもらった。飛び出した時は何者でもなかったアオイヤマダが“松本の顔”として一人前の表現者となった今、改めてルーツを紐解きに故郷へ戻る。JOUR
NEY

Matsumoto Castle

現存する国宝の中で
日本最古の五重六階の城

安土桃山時代末期から江戸時代初期に建造され、国宝指定された五つの城のうちの一つ。標高約 590m の松本盆地に位置し、外壁の仕上げに使われる下見板には崩れと水を防ぐため、うるしが塗られている。そのことから別名「漆黒の城」と言われる。

Matsumoto Castle

松本城

長野県松本市丸の内4−1

Matsumoto PARCO

カルチャーの発信地として
若者に愛されてきたファッションビル

松本の中心市街地に立地する商業施設として、1984 年 8 月から 38 年にわたり営業している商業ビル。外観にはアオイヤマダさんが務める広告ビジュアルが大きく飾られている。上京前はよく古着屋の「UTA5」 に訪れ、様々なヴィンテージアイテムを発掘していたのだそう。惜しまれつつも 2025 年 2 月末に営業終了する。

Matsumoto PARCO

松本パルコ

長野県松本市中央1−10−30

Hanadokei Park

季節の花で彩られた
花時計がシンボルの公園

松本パルコ正面公園通りに隣接する公園。名前は全国から募い、花いっぱい運動の発祥地であることと、また近隣に時計博物館があることから「花時計公園」に命名された。夏季には噴水、週末にはイベントが催され、市民の憩いスペースとして多くの人々から親しまれている。

Hanadokei Park

花時計公園

長野県松本市中央2−1−12

DOON Restruant INDOYAMA

はしご横丁にある
北インド家庭料理店

松本城から歩いて 10 分ほどの場所にある、小さな飲食店が集まった「はしご横丁」内のレストラン。2005 年に来日した北インド出身の店主が営む北インド家庭料理店で、今回アオイヤマダさんは 3 種のカレーが入ったコンボセットを注文。チキンカレー、キーマカレー、豆カレー、ヨーグルトサラダのライタ、ライス、豆の粉で作ったせんべいのパパド、インドの漬物アチャールを堪能。

DOON Restruant INDOYAMA

DOON 食堂 印度山

長野県松本市大手4−6−18 はしご横丁 12号

Matsumotokan

明治 23 年創業
登録有形文化財のある割烹料理店

板前による本格的な日本料理や郷土料理を提供する割烹料理・懐石料理屋。骨まで食べられる「鯉こく」は創業以来の名物料理として知られている。旧館は登録有形文化財指定を受けており、天井画や彫刻がほどこされた歴史を感じる部屋、また日本庭園に面した部屋などがある。アオイヤマダさんはここで結婚披露宴を挙げた。

Matsumotokan

松本館

長野県松本市丸の内7−39

AoiYamada’s House

もっともアオイヤマダさんに影響を与えたのは母。
15 歳で家を出ると決めた娘の背中を、
チャレンジ精神旺盛な母はありったけの力で押してくれた。
かつては、ファッションの世界を目指していたという母の代わりに
いまは彼女が夢を叶え、その憧れていた世界を見せている。

Grandparent's House

大好きな祖父母がいる家は、
彼女のもう一つの居場所。

東京 2020 オリンピック閉会式の舞台後に浴びせられた
一部の鋭利で無責任な言葉たちは
彼女だけではなく、大切な家族をも傷つけた。

しかし負けたくなかった。
だから強くなってやり続けるしかない。
そして目の前にいる人や愛する家族を大切にしたいと思った。

Nursery School

試練を乗り越えた今こそ逢いたかった恩師、
坂本先生のもとへ。
アオイヤマダにとって、先生は特別。
そして先生にとってもアオイヤマダは特別、記憶に残る少女だった。
型にはまるな。個性を伸ばせ。そう教わった。

身体で物語を紡いでいくことに、無限の可能性を感じる。
パフォーマンスをすることは、愛をお裾分けすること。
楽しいだけでいい、みんなが楽しくなればいい。だから表現し続ける。

これからも、しんどいことは山ほどあるが、もう大丈夫。
帰れる場所が松本にある。

ダンサー・俳優・アオイヤマダさん

アオイヤマダさん、ありがとうございました!

ダンサー・俳優・アオイヤマダさん

JOUR
NEY

ダンサー・俳優・アオイヤマダさん

アオイヤマダ (あおいやまだ)

2000年生まれ。90年代のクラブ、アートシーンやアンダーグラウンドカルチャーに影響を受けたことが活動の軸となる。多くの映像作品をはじめ、ダムタイプ『2020』や舞台『星の王子さま』に出演。東京2020閉会式ソロパフォーマンス、Netflixドラマ『First Love初恋』、映画『Perfect Days』や『唄う六人の女』などにも出演している。日々、旦那にお弁当をつくっており、『おべんとうのおと』をInstagramで発信。生き様パフォーマンス集団『東京QQQ(トウキョウサンキュー)』のメンバーとしても活動中。