カンニング竹山 / お笑い芸人
Fukuoka
福岡
歳を重ねて気づいた故郷の大切さ
カンニング竹山を迎え入れる街、福岡
カンニング竹山 / お笑い芸人
※写真はGoogle Pixelで撮影しています。
20年前に「キレ芸」でブレイクし、誰からも愛される気さくなキャラクターで連日お茶の間を賑わす、お笑い芸人のカンニング竹山。そんな彼が向かった先は福岡。彼の生まれ故郷でもあり、笑いという果てなき芸の道に飛び込んだのもこの地からだった。18歳のとき、「ター坊ケン坊」で「福岡吉本」からデビュー。しかし1年後、誰にも言わず逃げるように福岡を飛び出した。とにかく東京で勝負をしてみたかった。そして、小学校からの同級生である中島忠幸さんと偶然再会し、カンニングを結成。それから仕事でくることはあっても、プライベートで帰ることはほとんどなかった福岡。なぜ、生まれ育ったこの場所から遠ざかっていたのか? 思い出深い場所を辿りながら、これまでの人生を振り返る旅が始まります。
JOUR
NEY
Fukuoka Zoo & Botanical Garden
竹山さんが高校生時代に
アルバイトしていた動植物園
福岡市中央区南公園にあり、園内には約100種の動物と約2,600種の植物が飼育・栽培されている。動植物園以外にもメリーゴーランドや観覧車のミニ遊園地もあり、ファミリーレジャーの場として、市民の憩いのスポットとなっている。竹山さんは高校時代に、ここの売店でアメリカンドッグを揚げるアルバイトをしていた。当時はここまで自転車で通い、アルバイト後はお風呂に入りながら後藤久美子のラジオを聞くことがルーティンだったそう。
Fukuoka Zoo & Botanical Garden
福岡市動植物園
福岡県福岡市中央区南公園1−1
Terumo Shrine
さくらの名所としても有名な
西公園の山頂付近に鎮座する神社
戦国の名軍師である黒田官兵衛と、息子の黒田長政を祀る神社。福岡県で唯一の『日本さくら名所100選』として指定され、春になると山全体に植えられた1300本もの桜が咲き誇る。ロケで竹山さんは、ツーリング中にここへ寄り道し、花見を楽しんだ。
Terumo Shrine
光雲神社
福岡県福岡市中央区西公園13−1
Shika Island
九州本土と陸続きになっている
全国的にも珍しい陸繋島
博多湾の北部に位置し、豊かな自然環境を活かした漁業や農業の第一次産業が盛んな島。国宝金印「漢委奴国王」が発見されたことを記念して作られた「金印公園」が有名。福岡市内から車でアクセスすることができ、海水浴、サーフィン、魚釣りなどが楽しめるレジャースポットとしても人気。ロケで竹山さんは最近また習いはじめたヴァイオリンを披露。
Shika Island
志賀島
福岡県福岡市東区志賀島
RALUKY
看板メニューのぺぺたまが大人気
パスタとピザの名店
大濠公園近くにある、イタリア料理を提供するレストラン。旬の食材を使用したメニューが揃う中でも、竹山さんが堪能した「ぺぺたま」が名物メニューとして人気。にんにくと唐辛子のぺペロンチーノをベースに、ふわふわたまごを絡めたパスタで、スポーツ選手や芸能人をはじめ、多くの人がこの味を求めて来店する。
RALUKY
らるきい
福岡県福岡市中央区荒戸3丁目1−1
Fukuhama Beach
都心部の天神から車で10分
竹山さん思い出の人工ビーチ
人目も少なく、プライベート感がある穴場スポット。夕方には、能古島に沈んでいく美しい夕陽を楽しめる。海岸沿いに遊歩道ができているため、のんびりと歩いて海辺を散歩することができる。竹山さんは東京に上京する前、毎晩のように福浜海岸の防波堤に腰かけていたのだそう。
Fukuhama Beach
福浜海岸
福岡県福岡市中央区福浜
Yatai Okamoto
深夜1時まで営業
渡辺通に軒を連ねる屋台
屋台では、人気メニューの名物牛たん、サガリステーキをはじめ、博多長浜ラーメン、おでんなどの屋台メニューも提供。ロケでは中学時代の同級生や仲間と久々の再会し、楽しいひとときを過ごした。
Yatai Okamoto
屋台おかもと
福岡県福岡市中央区渡辺通4丁目 BiVi 福岡前
Abura Mountain
標高597m
福岡市を一望できる山
福岡市城南区・早良区・南区にまたがる山。名前は、清賀上人が天平年間に正覚寺で椿油を精製したことに由来する。竹山さんの亡き相方、中島忠幸さんが眠っている場所で、コンビを組む前には二人でドライブや遊びで訪れていたそう。
Abura Mountain
油山
福岡県福岡市早良区脇山
東京で鳴かず飛ばずだった頃、
同期は福岡でのし上がっていた。
彼らの活躍を目にすると、独りよがりの恨みつらみが堆積し、
福岡の街がいつしか遠い存在になってしまった。
上京して10年、ようやく日の目を見た自分に、
励みの言葉をかけてくれた福岡の仲間たち。
地元の友人なくして今の自分はない。
距離を置き、歳を重ね、ようやく気づくことができた。
故郷がどれだけ大切か。価値観が形作られた場所。
50歳を過ぎて改めて思う。やっぱり福岡は最高だ。
JOUR
NEY